ソフトマター研究会についてAbout

 ソフトマターとは、高分子、コロイド、アクティブマター、生体物質、液晶、両親媒性分子、ガラス、粉体など、文字通り「やわらかい」物質の総称です。ソフトマターは基礎および応用研究の両面から大きな注目を集めています。また、新しい物質科学としてのソフトマター研究は、物理、生物、化学、工学などにまたがる真の分野横断的な性格を持っています。
 ソフトマターの研究は学際的であるため、様々な分野の研究者が同じ土俵の上で議論したり、情報交換したり、協力したりすることが大切です。伝統的な学問の垣根を越えて人的な交流を広げることによって、新しい研究分野が開拓されると考えられます。このようにして築き上げられる広範で自由なネットワークの存在は、日本におけるソフトマター研究の存在感を世界に対して示すことにもつながります。
 このような目的を掲げ、2011年に「ソフトマター研究会」が発足しました。この研究会は、ソフトマターやその周辺の分野を研究されている方であれば、どなたでも参加することができます。主な活動内容は、学術討論会「ソフトマター研究会」を原則1年に1回開催することと、ソフトマターおよびこれに関係する分野の進歩・発展に寄与する諸活動を行うことです。研究会の開催のお知らせは、本HPや様々なメーリングリストなどを通じて行います。
 是非とも本会の趣旨にご理解と興味を持っていただき、積極的に研究会に参加していただくことをお願いいたします。

2024年5月

運営委員長 宮崎州正